背景に「丸の内サディスティック」が薄っすらと流れているような色気のある女になりたかった。それなのに気が付けば、「サンボマスター」が後ろで汗水垂らしながら、こちらに向かって全力で叫んでいる。
昔立てた50歳までの人生設計はたぶん一つも叶えてない。
なんなら何を達成しようとしていたのかも覚えていない。
もし過去の自分にアドバイスするならこういうだろう。
「お前、自分でも一時間後何しているか予測不可能だから、
そんな無駄なことすんな、寝ろ。」
大学一年のころ、高校教師になるために教員採用試験の勉強をしていた。
自分はストレートで教採に合格して、親孝行をしていると思っていた。
ところがどっこい、
大学卒業して2年経っても、ふらふらしている。
私の人生にはヘモグロビンが足りないってくらいフラフラしている。
中学校の非常勤講師になったものの、給料が低すぎてステーキ屋でバイトを始めた。
そのくせ、一人暮らしを始めて、更にバイトを増やそうとしたら、
親が心配して資金援助をさせる始末。
親のすねをしゃぶりつくしているだけには留まらず、
脊髄液まで飲み干す勢いだ。
情けねぇ、申し訳ねぇ、と思いつつも、
私生きるの楽しいんだよなぁ
教採に合格することが全てと考えていたけど、
他の道もあるのかもと最近選択肢が増えてきた。
今やりたいことは、
半年(又は一年)働いて、半年休んで旅行や留学をする。
これを、繰り返しながら生きてみたい。
「ハケンの女」「100万円と芋虫女」
に出てくる主人公の女達みたいに。
って今考えていることも、また一週間後くらいには変わるんだけど。
その時、その時で自分が考えた最善の選択を積み上げていけば、
たぶん後悔せずに生きられるかもね。
work hard, play hard.
この言葉好きだわ。